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根管治療の方法

精密根管の治療方法や特徴

根管は、歯の神経や血管が通っている歯根の内部にある管のことを指します。精密根管治療は、虫歯が進行して歯髄(歯の神経)にまで炎症が広がってしまった場合や、以前の根管治療で取り残しなどの不完全な状態で根管にフタをしたことにより膿が溜まってしまった場合に行う、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使った治療のことです。抜歯が必要だと言われた歯であっても、根管治療をきちんと行うことで歯を保存できることがあります。

精密根管治療を行っている男性歯科医師

治療方法

根管治療は大きく分けて「生活歯髄療法」「抜髄」「歯内療法外科」の3つに分けられ、根管の感染レベルによって治療方法を選択します。根管治療前には十分な検査・診断を行い、患者様の症例にはどの治療方法が良いのかを見極め、選択することが大切です。

生活歯髄療法

神経の近くまで来ている深い虫歯の際に行われる治療で、神経を取らずに全て、もしくは一部を保存する治療方法です。神経をどれくらい残すかは、健康な神経がどれくらい残っているかによって変動します。生活歯髄療法は歯の神経をなるべく残す治療法なので、感染源を取り除いてしっかりと封鎖することで、歯の神経を全て抜く治療をした歯のようにもろくなりませんので、長持ちする可能性が高いです。

しかし根管治療の専門ではない医師による場合、治療の成功率にもばらつきがあり、30%〜90%といわれています。生活歯髄療法が失敗した場合は、神経を抜く処置が必要になります。ただし、専門医が行う治療の成功率は90%以上と安定しています。

抜髄

歯の神経や血管を含む歯髄を抜く処置を行う治療法で、歯根の先に感染・炎症が広がるのを防ぎます。生活歯髄療法は神経を抜かないか一部を切り取るだけですが、抜髄は歯の神経を全て抜くという点が違います。神経を取り除くので、虫歯の痛みを感じなくなります。

抜髄によって歯髄を取り除いた歯は死んだ歯となるため、歯髄のある生きている歯よりももろくなります。折れたり割れたりした場合は、抜歯することになります。

歯内療法外科

根管治療では治癒が期待できない難症例に対して行われる治療方法です。代表的な外科手術には「歯根端切除術」があります。根管治療の予後が悪い場合などで、歯根の尖端に膿が溜まっている場合や、歯槽骨に炎症が広がっているようなケースで行われます。

患部付近の歯ぐきを切開して歯槽骨を露出させ、炎症や感染を起こしている組織を除去します。同時に歯の根の先(根尖)3mmほどを切除します。その後、根管内の汚れの除去・封鎖を行い、切開した歯ぐきを縫合します。

精密根管治療の特徴

精密根管治療は、根管治療よりも精度が高い治療法です。従来の根管治療では抜歯になったり再治療になったりしてしまうような症例でも、自分の歯を残せる可能性があります。

精密根管治療と従来の根管治療の大きな違いは、保険適用かどうかという点です。精密根管治療は保険適用外の治療ではありますが、保険適用のものよりも様々な機器を利用できます。

歯科用CT

歯科用CTは、二次元的な画像であるレントゲンとは違い立体的な撮影が可能で、歯根の重なりや奥行き、根管の長さ・幅などが分かるので、患部の状態がより詳細に分かります。精密な検査により診断の精度も上がりますので、治療計画も立てやすくなります。

マイクロスコープ

マイクロスコープ

マイクロスコープは患部を約25倍に拡大することができ、肉眼では見えない部分を確認することが可能になり、目視では不可能な繊細な治療を可能にします。また、マイクロスコープの先端にはライトが付いていることが多く、患部を明るく照らすため肉眼で見るよりも明るくはっきり見えます。

根管内はとても複雑な構造をしています。歯の神経は、まっすぐに通っているわけでは無く、曲がっていたり枝分かれしていたりすることもあります。従来の根管治療では、歯科医師の経験と勘に頼らざるを得ない部分があるのも事実です。マイクロスコープを使うと、目視での限界を超えた精密な処置を行う事ができ、治療後の再感染や再治療のリスクを減らすことができます。

精密根管治療をお勧めする理由

精密根管治療では、従来の根管治療では用いないマイクロスコープなどを用いた高度な治療を受ける事ができます。根管治療の成功率は上がり、抜歯の選択を迫られているような症例でも、抜歯をせずに済む可能性も出てきます。精密な治療で、根管治療での再感染・再治療になるトラブルも減らすことができます。

精密根管治療で用いる器具や機材は高価なものが多く、全ての歯科医院で導入しているわけではありません。治療費は全額自己負担となるため、保険診療と比べて高額になります。しかしその分、メリットも大きくなります。費用が高価という面だけでなく、歯を長く使い続けるための選択として、検討してみるのも良いでしょう。

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